1. 「重賞未勝利」の看板に惑わされるな、底力はすでにG1級
通算成績や「現役重賞未勝利馬」という響きだけで、薄暗い人気に甘んじるなら大間違いだ。
昨年の天皇賞(春)で3着、宝塚記念でも4着と、トップカテゴリーの一線級を相手に真っ向勝負を演じてきたのがこのショウナンラプンタ。父キズナ譲りのパワーと持続力は、今のタフさも問われる京都の芝2400m外回りにこれ以上ないほどマッチする。
夏を越して5歳秋、いよいよ本格化を迎えた「大器」が、ついに重賞の壁をブチ破るシーンを描くには、絶好のタイミングと言える。
2. 休み明け&久々の鞍上、そこに生じる「妙味」
今回は約5か月ぶりの実戦に加え、手が戻る池添騎手とのコンビ。
「メジャーなGI馬が不在の別路線組」とはいえ、ファン心理としては一抹の不安や「本当にここメイチか?」という疑念が生まれやすい。だが、高野厩舎が送り出すこの手の実績馬は、仕上がりに関しては抜かりがない。むしろ、世間が少し評価を落としているフシがあるなら、ベテランの穴党としては「しめしめ、オッズが旨くなったぞ」とほくそ笑むべきシチュエーションだ。
3. レース展開の読み:外回り2400mで真価を発揮する持久力勝負
京都の芝2400mは、ごまかしが利かない実力舞台。コーナー4つのゆったりした流れから、直線に向いてからの長くいい脚が要求される。
ショウナンラプンタの持ち味は、エンジンがかかるのに少し時間はかかるが、一度スピードに乗ればバテずにじわじわと伸び続ける持続力。極端な瞬発力勝負より、道中に淀みなく流れて総力戦の形になったほうが、この馬の渋太さが最大限に生きる。外枠からロスなく、あるいは早めに動いて前の人気サイドを脅かす競馬ができれば、勝ち負けまで一気に視界が開ける。
【結論】馬券の組み立て:ヒモ荒れを狙うワイド・馬連の妙味
本命はもちろんショウナンラプンタ。
ただ、堅く収まるほど今の競馬は甘くない。相手には、実績のあるディープモンスターあたりは当然押さえるとして、内を突いてしぶとい伏兵や、人気薄のディープ・キズナ産駒といった「一発の匂いがする穴馬」をヒモに絡めたい。
「そろそろ勝ってもいい頃」のG1級実績馬が、重賞のタイトルをもぎ取る瞬間。
赤ペンを持った手にも自然と力がはいる、秋の京都名物の一戦だ。


コメント